中国では“偽ブランド”の販売が横行しているが、日本の市場でニセモノを目にする機会はめったにない。中国メディアの百度は、18日付の記事で「日本で偽ブランド品が少ないのはなぜか」と題する記事を掲載した。

 記事は、まず中国でニセモノがあふれる状況を紹介し「“偽ブランド”が我が国の文化とも言える状況だ」と述べ、中国のニセブランド品の多さを嘆いている。年々市場での取り締まりは厳しくなっているが、それでも市場からはなかなかなくならない。一方、「日本では市場で偽ブランドを見かけることはほとんどないが、その理由とは何か」と問いかけ、その理由を説明している。

 一つ目の理由は「虚栄心のためにブランド品を買う人が少ないから」。日本も、かつてバブル経済の時代には「とにかくブランド品ならいいもののはず」と盲信して買いあさる風潮もあったが、そうした時代も終わった。現在日本では、ブランドかどうかにかかわらず真に質のいいものを買いたいと考える消費者が多い。一方、中国の消費者は虚栄心のためにブランド品を買おうとし、「偽ブランドでもいいから買いたい」と言う人が多いためなかなかなくならないようだ。

 さらに、日本ではニセモノの取り締まりが厳しいため、販売するリスクのほうが大きく、わざわざ危険を冒してまで、ニセモノで儲けようという人が少ないようだ。一方、中国では偽ブランドの販売が年々巧妙化しており、製造販売ルートなども確立されているため、なかなかなくならない。

 結果、日本ではニセモノが出回ることが少なく、偽ブランド品や模倣品を市場で見かけることはまれ。記事は「日本で買い物をすれば“値段相応”のものが買える確率が高いのはこのため。日本ではニセモノの販売製造ではもうからない」とまとめている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)