世界的に見ても地震の多い日本。しかし、近年は地震が発生しても建物が崩壊したり、倒壊したりすることはほとんどない。これはなぜなのだろうか。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、日本の建物が「地震で倒れない理由」について紹介する動画を配信した。

 動画では、地震が頻発する日本では、建物の耐震能力や建築技術を絶えず研究し改善していると紹介。現在では主に「免震」、「制震」、「耐震」の3種類の技術があると伝えた。このなかで「免震」が最新の技術で最も優れており、小さな地震だとほとんど揺れを感じず、大地震でも揺れをかなり軽減してくれると説明した。

 そして、この「免震」技術は、新しい高級マンションで採用されていると紹介、新しい高級マンションは日本でも人気で、価格もかなり上がっているが、これは「免震」技術を背景とした災害への強さも大きな関係があるだろうと分析した。

 また動画では、2008年に中国四川省で発生した大地震についても言及。当時、地震によって多くの建物が倒壊したため多数の死傷者を出しており、「多くの被害は地震そのものではなく、品質の劣る建物が地震で倒壊したために出たものだ」と指摘した。それで、この種の被害は天災というより「人災」だと日本人は考えており、反面教師として教訓を学び取り、建築基準に反映させていると伝えた。「だから日本の建築品質は非常に高いのだ」と結論している。

 確かに、日本の耐震基準は世界的にもトップクラスの厳しさであり、地震が来たらすぐに外へ飛び出すのではなく、建物の中にいた方が安全なほどだ。これは、地震と同時に外へ逃げ出す中国とは大きく異なっていると言えるだろう。中国も日本の耐震基準を参考にできるはずだが、手抜き工事という問題がなくならない限り、いくら基準を厳しくしてもあまり意味はないかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)