2020年、日本の小惑星探査機「はやぶさ2」は3億キロ以上も離れた宇宙空間に存在する小惑星「リュウグウ」からのサンプルリターンに成功し、見事に偉業を成し遂げた。中国メディアの快資訊はこのほど、中国は「日本の宇宙開発技術を軽視しすぎではないだろうか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本の技術力を正視すべきであると強調した。

 「はやぶさ2」のサンプルリターンとほぼ同じタイミングで、中国は嫦娥5号が月のサンプルリターンを成功させているほか、これまで有人宇宙飛行を成功させた数少ない国でもあるように、中国は宇宙技術で世界をリードする立場にあると言えるだろう。

 記事は、近年は多くの国が月面探査に乗り出しているが、失敗するケースも少なくないと指摘し、それだけ宇宙開発は難しいことを強調。一方、中国は2019年に月の裏側に探査機を軟着陸させるなど、高い技術力を持つことを証明してきたと強調する一方で、1969年に米国が月面着陸を成功させているように、「人類の技術力」という観点からすれば月探査はもはや最先端ではないのが現状だと論じた。

 一方、日本の小惑星探査機「はやぶさ2」について、3億キロ以上も離れた場所にある小惑星からのサンプルを持ち帰ったことは「素直にすごいことだ」と指摘し、なぜなら小惑星「リュウグウ」は太陽系ができた当時から存在しており、「はやぶさ2」の偉業によって人類の誕生の謎が解明される可能性もあるからだと主張した。

 また記事は、「はやぶさ2」の任務の難易度は「相当なもの」であるとし、「普通の国には、これほどのプロジェクトは成し遂げられない」と強調。中国人の多くは「中国の宇宙技術の高さは世界有数である」と考え、日本の宇宙技術を軽視する傾向にあると指摘する一方で、日本の技術力を正面から評価すれば軽視などできないことが分かると強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)