中国のポータルサイト・百度に16日、中国中央テレビで日本のアニメ「はたらく細胞」が放送されたことについて、久しぶりに日本アニメが放送されたことに喜びを感じる一方で、オリジナルのテイストが失われる「編集」に不満をぶちまける記事が掲載された。

 記事は、この10年ほど日本アニメを放送してこなかったCCTVが「はたらく細胞」を放送したと紹介する一方、「案の定、戦闘シーンなどのカットが施され、血液の色が全て黒に変更されるなどの編集を経てようやくテレビで放送できた」という内容だったと伝えた。

 その上で、同作品が日本では深夜帯に放送され、なおかつ14歳以上を視聴対象とし、その内容を理解するには中学生程度の生物に関する知識が必要であると指摘。「テレビでは対象年齢層の低い国産アニメしか見らず、日本アニメなど望んではいけないような状況で、同作品が放送されたことに対してありがたいと思うべきなのかもしれない」とした。

 その一方で、同作品の特徴でもある迫力のある戦闘シーンがすっかりカットされて放送されたことにより、「CCTV版」の同作品は「日常的なくどくどしい科学教育番組」に成り代わってしまったと主張。同作品が持つ魅力が大いに削がれてしまったと伝えた。また、テレビでは戦争に関するドラマや他の映像作品中にも戦闘シーンがあるにもかかわらずそのまま放送されているとし、同作品だけ戦闘シーンをバッサリと省略したことは「アニメに対する偏見が原因だ」と指摘している。

 記事は「わが国にはなおも、アニメを理解していない人間が数多くおり、一部の若者ですらアニメは小さい子どもが見るものという固定観念を持ち続けている」とし、同作品がまさにその固定観念の犠牲となり「われわれはテレビで、不完全な、しかも血液が黒く変えられた不可思議な『はたらく細胞』を見ることになってしまったのだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)