2020年は旅行好きの人にとって辛い1年だったと言えるだろう。海外旅行好きの台湾人にとっては精神的ダメージが大きかったようで、ストレス解消によるリベンジ消費も報じられた。2019年に海外旅行に出かけた台湾人はのべ1700万人で、そのうち約490万人が日本を訪問したという。人口が2360万人しかいないことを考えると、訪日台湾人の多さが際立っている。

 なぜ台湾人は、これほど日本旅行が好きなのだろうか。中国の動画サイト・西瓜視頻は4つの理由があるとする動画を配信した。動画によると、1つ目は台湾が日本統治の50年間で「日本の影響を受けてきたこと」、2つ目は「日本語に漢字が多いこと」だという。これは中国大陸にも共通することだが、漢字のおかげでおおよその意味が分かるため何かと便利で、日本は台湾人にとって魅力的な海外旅行先となっている。

 3つ目は「日本製品の質の良さ」で、質の高い日本の医薬品や日用品を爆買いするのが楽しみの1つだとした。4つ目は「都市ごとに違った魅力があること」だという。東京のにぎやかさ、京都の歴史などそれぞれに良さがあるので、リピーターが多いとした。他にも、民度の高さや食文化の類似性、距離的な近さなどもあげており、理由は無数にありそうだ。

 日本は近年、中国からの旅行者が増えていたが、人口の割合からすると台湾は中国以上に「日本旅行が好き」と言えるだろう。動画に対して、「民度が高い人で日本を嫌う人はいない」と日本好きに理解を示す人や、「自分も日本が超好きで、毎年3回くらい行く。すでに20回以上行った」という中国人もいたが、「よくぞ本音を言ってくれた」というコメントが付いたので、やはり今でも中国では日本好きを公言しにくい雰囲気があるのだろう。

 また、「日本に行くとストレスフリーだが、中国旅行は落とし穴だらけでストレスがすごい」と言う指摘があった。また、「香港人も日本が好きだ」という指摘もあったが、日本旅行のリピーターが多いのは、台湾人と香港人の共通点だ。こうした日本好きの人びとは、また訪日できる日を心待ちにしていることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)