東日本大震災からまもなく10年というタイミングで大きな地震が発生した。2020年は比較的地震が少なく、国内で震度6弱以上の地震がなかっただけに、久しぶりの大きな揺れに驚いた人は少なくないだろう。しかしこれだけ大きな地震でも、日本人の対応は冷静だった。東京在住の中国人女性は15日、「地震が起きたときの日本人の対応」に感銘を受けたそうで、中国の動画サイト・西瓜視頻に動画を投稿した。

 子どものころから地震に慣れているとはいえ、日本人でも地震のたびに緊張するものだ。慣れているからこそ、どんな地震でも甘く見てはいけないことを知っている。ただ、正しい知識と日ごろからの備えがあるおかげで「冷静」に対処できている、というのは間違いないだろう。

 この中国人女性は地震が発生した時、すでに就寝の準備をしてベッドに入っていたそうだ。緊急地震速報を受けて画面に「冷静さ」を呼びかける文面を見て、ベッドという比較的安全な場所にいたこともありそのまま静まるのを待ったと伝えている。地震が収まってから外を見ると人の姿がなく、階下からは「地震だったね」という和やかな会話が聞こえてきて、日本人の落ち着きぶりに度肝を抜かされたと振り返った。この落ち着きはまた、建物の耐震性を信じているからこそだと、建物の質の高さも称賛している。

 また、地震のあと日本人からすぐに連絡が来て、その気遣いに感動したそうだ。ついでに少し話をしたというが、被災地の通信を確保するため、不要不急の電話は控え、電話する場合には手短に済ませるのが望ましいとされている。安否確認には災害用伝言サービスやメールという方法もあるので、覚えておきたいところだ。

 災害時の日本人の落ち着きぶりは中国でもよく知られているらしく、動画に対して「日本人は慣れているな」、「こんなに大きな地震で死者が出なかったというのは、まさに奇跡だ!」、「もしこれが中国で起きたら、怖くて想像できない」など、称賛と感銘のコメントが寄せられていた。今回の地震は東日本大震災の余震とみられており、いまだ予断を許さない。引き続き冷静さを保ちつつ、警戒を続けていきたい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)