2021年2月13日午後11時8分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、宮城県、福島県で最大震度6強を観測した。スマートフォンの発する緊急地震速報を受信し、地震後はすぐにテレビなどで情報を確認した人も多かったことだろう。香港メディアの鳳凰網は14日、日本が地震に関する情報をすぐに伝えられる理由について紹介する記事を掲載した。

 東京在住という中国人筆者は、地震を感じる約5秒前に緊急地震速報の通知がスマホにあったという。しかも、中国語と日本語で表示されたと伝えている。そして、地震発生後にすぐにテレビをつけて地震速報を確認したところ、どのテレビ局もすでに地震について伝えていたと紹介。NHKは地震の2分後には被災地が揺れる様子を放送していたと伝えた。

 なぜ、日本のテレビ局はこれほど早く地震に関する情報を伝えられるのだろうか。記事の筆者は「日本には地震活動等総合監視システムと防災情報伝達システム」が整っているからだと分析。地震が多発する日本では、地震に関する研究と設備に力を入れており、全国に地震観測装置があるので、地震が発生するとすぐに、震源地、マグニチュード、震源の深さ、津波が発生するかどうかが分かると説明した。

 そして、日本政府は全国に防災情報提供センターを設置しており、地震発生と同時に情報がネットワークを通して同時に伝えるシステムがあるので、「まだ揺れている最中でもテレビではすでに速報で地震情報を流す」ことが可能になるのだと伝えた。また、地震発生前に警告を発する緊急地震速報は、2つある地震波の伝わる速度の違いを利用して大きな揺れが来る前に警告を発すると説明。わずか数秒前の警報とはいえ、この間に火を消したり机の下に避難できたりするので、非常に有用だと述べている。

 こうしたシステムは中国にはないものであり、中国人からすると驚くことのようだ。また、これだけ大きな地震が発生したにもかかわらず大きな混乱がないことも、中国との大きな違いと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)