中国では「持ち家がなければ結婚できない」とまで言われ、家を買うことにこだわる人が圧倒的に多い。日本の場合、家を初めて購入する平均年齢はおよそ40歳と決して早くはなく、賃貸暮らしの人も多い。これは日本の賃貸事情の良さも背景としてあるだろう。中国の西瓜視頻はこのほど、「日本の賃貸暮らしの良さ」を紹介する動画を配信した。

 配信者は中国人女性で、日本でアパート暮らしをしてみて「日本の賃貸事情は借り手に優しい」と感じたと紹介している。一番の魅力は「大家に突然追い出されることがない安心感」だという。日本では、入居者に特別な問題がなければ大抵契約を更新できるので、借り手が望めば「10年でも20年でも住める」と伝えている。

 これは日本の法律によるところが大きいと言えるだろう。日本では、借家権により入居者の権利が保障されているので、大家よりも入居者に有利になっているほどだ。契約更新に際して入居者が更新を拒絶することはできるが、正当な理由がなければ大家が拒絶することはできない。
 
 中国は逆に大家の権利が非常に強く、いつ追い出されるか分からない不安が付きまとう。配信者によると、中国では入居者を追い出すために停電や断水をしたり、大家が勝手に入居者の荷物を廊下に出したり、入居者がいるのに大家が勝手に住み始めて追い出そうとするといった暴挙に出ることがあるが、日本では法に触れるためこうした問題は絶対にありえないと伝えた。

 日本の賃貸住宅は、入居者が安心して住めるという意味では確かに快適だと言えるだろう。女性は、日本の賃貸住宅に住むと「家を買いたくなくなる」と伝えているが、住宅購入でも賃貸でも好きなスタイルを自由に選べる日本は幸せなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)