2020年は新型ウイルスに悩まされた1年だったが、小惑星探査機「はやぶさ2」の帰還というビッグニュースは、そんな日本に明るい話題を提供してくれた。はやぶさ2は、小惑星からサンプルを持ち帰るという快挙を成し遂げ、日本の宇宙開発はさらに大きく前進したと言えるだろう。中国メディアの百家号は12日、「中国は宇宙開発で日本に後れを取ったのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の宇宙開発は「米国も高く評価している」と紹介。最近ではある米国機関が日本を宇宙大国のトップ3に選んだほどだと伝えつつ、日本は1980年頃を境に自主開発をはじめ、挫折を繰り返しながら発展してきたと紹介した。

 では中国はどうなのだろう。国を挙げて宇宙開発に取り組む中国は、後発ながら目立った成果を求め、実際かなりの実績を残してきたと言えるだろう。記事は、2003年に有人宇宙飛行に挑戦し、中国は世界で3番目に単独で有人宇宙飛行を成功させた国になったと紹介した。

 その後も着々と数々の世界一の記録を残し、2019年には無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」が、世界で初めて月の裏側に着陸したと伝えた。2020年11月には「嫦娥5号」を打ち上げ、中国初となる月のサンプルリターンに成功している。

 では、宇宙開発で「日本と中国のどちらが強い」のだろうか。記事は「方向性が違うので比較はできない」として回答は避けたが、日本をライバルとして強く意識しているのは間違いないようである。また、世界からどう見られているのかを気にする中国人が、日本の宇宙開発が米国から高く評価されたことを大いに意識している可能性もありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)