日本は中国文化の影響を色濃く受けた過去があることから、中国ではすでに失われた伝統や文化が日本で残っているものも少なくない。しかし、春節(旧正月)は日本からすっかり消えてしまった。中国メディアの百家号はこのほど、中国も韓国も旧正月を祝うのに、日本はいつから旧正月を祝わなくなったかと問いかける記事を掲載した。

 記事はまず、日本もかつては中国同様、旧正月を祝っていたと指摘。7世紀の終わりから中国の暦を採用しており、江戸時代になって中国との日付のずれを修正した貞享暦を使用するようになったが、それでも太陰太陽暦であり、やはり旧正月を祝っていたと伝えた。

 では、いつから日本は旧正月を祝わなくなったのだろうか。記事は、明治時代に入り1872年11月9日に改暦の布告を公布し、その年の12月3日を1873年1月1日と定めたと紹介。つまり1872年は12月4日から30日までが存在しないことになる。そして、この時から日本は太陽暦を採用するようになったので、太陽暦の1月1日が正月となり新年が中国とは異なるようになったと説明した。

 また、これに伴い、中国から導入したほかの伝統的な祝祭日も太陽暦で定められたと指摘。例えば七夕は、日本では太陽暦の7月7日だが中国では今でも旧暦の7月7日であり異なっている。しかし、立春や冬至などは太陽暦に合わせることはできないので、旧暦で計算していると伝えた。

 中国由来の多くの伝統文化が日本に残っているなかで、旧正月だけはすっかりなくなってしまったというのは、中国人からすると残念で仕方がないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)