チャイナリスクを懸念して中国から撤退する企業がある一方、対中投資を増やす企業もある。中国メディアの百度が「社員4人から世界一へ 28年もの間中国に根付いた日本の隠れた巨人」と題する記事を掲載した。記事は、中国の大連などに工場を持つある日本企業について取り上げている。記事はどのような点に注目しているのか。

 記事は、電気自動車(EV)用の駆動モーターを生産する日本電産について取り上げている。公式サイトによると、同社はブラシレスDCモーターで世界シェアNo.1とのこと。1970年代に創業した同社は、当初わずか4人で起業した。その後わずか20年で急成長を遂げている。

 さらに、同社は1992年に中国法人を設立、工場を設立し、その後28年間中国国内で生産を行っている。さらに、2019年以降も中国での生産を拡大、大連に大規模拠点となる新工場を設立した。同社のモーターは中国国内で生産される自動車に搭載されている。記事はまとめとして、「新エネルギー車の時代の到来とともに今後もEV用のモーターが同社の中核事業になるだろう」と結論付けている。

 こうした記事の背景には、今後も対中投資を増やす企業を呼び込みたい、との意図があるのかもしれない。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)