中国のポータルサイト・百度に12日、「日本とドイツは第2次世界大戦の敗戦国であるにもかかわらず、どうして短い時間で急速に経済成長を成し遂げることができたのか」とする記事が掲載された。

 記事は、第2次世界大戦によって日本とドイツは廃墟と化したとする一方で「誰もが予想しなかったことに、第2次大戦が終わってから20年足らずの間に両国は奇跡的な成長を遂げ、ドイツは欧州経済のリーダーとして生まれ変わり、日本経済は一時期米国に迫るほどの実力を持つに至った」と伝えた。

 そして、両国の目覚ましい経済成長について「両国が持っている『職人気質』が大いに関係している」と考える人がいると紹介。確かに両国は職人気質を重んじ、特に日本ではその傾向が強いとする一方で「経済発展という観点からすれば、職人気質は必ずしも発展を促進するとは限らず、時として足かせになる」と指摘。工業化の時代においてはより効率の高い製造ラインが求められ、単に人びとから敬服されるだけでは、目まぐるしく発展していく時代の流れについていくことはできないのだとした。

 その上で、「ただし、その職人気質を研究開発のセクションに注ぎ込んだのであれば、それはもう無敵だ」とし、日本とドイツが非常に素晴らしい点は、「いわゆる職人気質」ではなく、研究開発の柱となる教育に注力し、高いポテンシャルを持つ人材を大量に輩出してきたことにあるのだと論じている。

 記事は、ドイツは非常に早い段階から義務教育を実施し、高い識字率を実現してきたと紹介。第1次大戦、第2次大戦と2度の世界大戦に敗れたもののその都度立ち上がって発展できたのは、まさに優秀な科学者やエンジニアがいたからであり、さらに多くの経済学者も存在していたからなのだとした。そして日本についても同じことが言え、「人材こそ、立ち遅れていた国が急速に台頭、成長する上での利器になるのだ」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)