日本はバブル経済が崩壊しておよそ30年が過ぎた。この間、経済成長率はほとんど横ばいだったため、「失われた30年」とも形容されている。しかし、日本は経済成長をほぼ失っても世界第3位の経済大国であるため、多くの中国人は「日本は過去の栄光で食いつないでいる」と感じるようだ。

 中国メディアの百家号は10日、現在の日本の経済力について分析する記事を掲載した。実際のところ、多くの中国人が考えるように「日本は過去の栄光で食いつないでいる」わけではないと指摘している。

 記事はまず、確かに1990年代ころまでの日本は工業や製造業で圧倒的な実力を持っており、少なからぬ分野で世界トップレベルとなっていたと紹介。しかし、バブル崩壊後はほとんど経済成長しておらず、今も世界第3位の座に居られるのは「過去の栄光」がもたらす恩恵に過ぎないと多くの中国人が考えていることに理解を示した。

 しかし、実際のところ日本は、今でも世界トップレベルの技術を多く持っていると指摘。半導体材料はその良い例で、世界で最も多くのシェアを占めていると伝えた。このほか、自動車分野でも以前はドイツと米国に次ぐ3位の位置だったが、現在では世界最強の自動車大国であると紹介。こうした実力があるので今でも世界第3位の地位を保つことができているのだと論じた。

 だが、日本は「少子高齢化」という問題を抱えているとも指摘。これは日本の経済発展にとって最大の障害であり、これまでの30年間も容易ではなかったが、この先はより困難になるだろうと予測している。

 確かに、少子高齢化は経済に大きな影響を及ぼすが、中国も同様に少子高齢化が進んでおり、その影響は日本以上に深刻だとも言われる。日本の心配をする前にまずは自国の心配をした方が良いのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)