日本はもともと自転車保有台数が多い国だが、2020年から新型コロナウイルスの感染を避けるため、通勤や余暇、配達などで自転車の利用がさらに増えているようだ。香港メディアの鳳凰新聞は15日、「日本人は金持ちでも自転車に乗る」と紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、「日本はアジア一自転車の好きな国だ」と紹介。実際、人口当たりの保有台数でみると、上位はオランダ、ドイツ、デンマークなど欧州ばかりで、アジアは日本だけになっている。アジアの自転車大国と言えば昔は中国だったが、経済的に豊かになった今の中国では「自転車は車を買えない貧しい人が乗るもの」というイメージがあるらしく、自転車に乗るのは「恥ずかしい」という感覚があるようだ。

 では、日本人はなぜ「金持ちでも自転車に乗る」のだろうか。記事は、特に都市部では「便利だから」と紹介。自転車があれば5分か10分で目的地に行けるような都市部では、渋滞や駐車場探しが面倒な車より、自転車の方が便利だとした。

 さらに「健康のため」でもある。自転車に乗ることで運動不足を解消できるため、自転車で移動すると一石二鳥で、自転車を趣味にしている人も多い。日常的に自転車を利用する人を対象にしたある調査では、4割の人が「健康のため」と答えていた。

 メンツに関係なく、便利で健康に良いものを生活に取り入れられるのは、日本の良いところでもある。「金持ちでも自転車に乗る」日本では、コロナ禍を背景にさらに自転車の需要が高まりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)