以前と比べるとずいぶんと質が向上した中国製品だが、今でも中国製に不安を覚える人もいるだろう。中国人のなかにはこれを「偏見」ととらえる人もいるかもしれない。中国の動画サイト・西瓜視頻ではこのほど、中国人留学生が「日本人は中国に偏見を持っている」と伝える動画を配信した。腹が立つこともあるが、偏見を持たれても仕方がない面もあるとしている。

 この女性は、最近ある日本人の同級生が、ネットで購入した3万5000円の靴について「上海から送られてきたから、絶対偽物だ」と話しかけてきたため最初は腹を立てたという。しかし、話を聞いてみると靴の箱には毛髪のようなものが付いて、タグは付いておらず、糸の切れ端が多く見られ、しかも左右の靴のサイズが明らかに違っていたそうだ。そのためどう見ても偽物であると配信者も認めざるを得ず、いたたまれない気持ちになり「こうやって中国人に偏見を持つようになるのか」と感じたそうだ。

 配信者によると、中国国内のサイトなら200元(約3200円)程度で買えるような靴とのことで、有名ブランドを騙って価格を10倍にして日本に転売するこの手口はとても汚いと言えるだろう。

 動画を見たネットユーザーらは、身につまされる思いらしく「中国には偽物が横行している」という怒りや、「これだから世界から信用されない」という焦りの意見が目立った。なかには、「返品すれば良いだけ。騒ぐようなことではない」、「中国は広いし、人も多いから」など偽物に寛容な人もいたが少数派で、中国の消費者も偽物に厳しくなっているようだ。

 また、偏見を「メディアのせい」にするコメントもあったが、「本当の中国を知ったらもっとショッキングだぞ」、「中国国内で本当のことが報道されているとでもいうのか」などの反論が相次ぎ、返り討ちに遭っていた。そもそも、偽物問題で信用を失う場合「偏見」ではない、というもっともな意見もあった。今は偽物が減ってきたとも言われるが、現実にはまだ多く、中国の製品が信用されるまでにはまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)