日本の教育は中国で高く評価されており「アジアの教育強国」と言う人もいるほどだ。では、日本では「教育者の社会的な地位」は高いのだろうか。中国メディアの百家号はこのほど、「日本における教師の地位と収入」について紹介する記事を掲載した。

 「地位が高いほど収入も比例して高くなる」とは限らないはずだが、中国ではそう考えている人が多いようだ。記事は、日本を「アジアでとびぬけて教育の進んだ国」と称賛しつつ、日本の教師の収入と地位の高さを、中国と比較して紹介している。

 まずは「収入」について、日本の教師は特に高いというわけではないが「公務員の一般的な年収」と紹介。それに対して、中国では「教師は儲からない仕事」だと比較した。なんとか生計が立てられる程度の収入で、家や車を買う余裕はないので、男性で教師になる人は少ないという。女性の場合、教師は安定した職業のため結婚相手を見つけやすいという利点があるそうで、そのため収入は安くても「なり手がいる」と伝えた。

 では、日本では教師の社会的地位は高いのだろうか。記事は、「日本の方が地位は高い」との見方を示した。国会議員、科学者、医者と同じように「先生」と呼ばれるためで、日本では「師を敬う」中国文化が実践されていると称賛した。

 日本でも教師の仕事はきつい仕事だと言われるが、中国にはまた別の大変さがあるようだ。競争社会の中国では、教師に求められることも多く、生徒の成績が悪いと評価が下がり、収入も下がるなど、厳しいシステムになっている。中国も「教育強国」を目指すなら、教師の職場環境の改善も必要になりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)