日本では、喜びや祝意を表すときに行う「万歳」。両手を上げるこの動作は、海外では「降参」のポーズになっているが、なぜ日本ではめでたい意味になるのだろうか。中国メディアの百家号は8日、「日本人の万歳の仕方」は変わっていると紹介する記事を掲載した。
 
 記事は日本の「万歳」という言葉の由来について「中国から来ている」と紹介。皇帝の長寿を願う言葉「千秋万歳」がもとになっていると言われており、確かに中国語にも「万歳」という単語が存在する。

 ただ、今のようにめでたい席で手を上げて万歳三唱するようになったのは明治時代になってからのようだ。記事は、大日本帝国憲法発布の日に、天皇を歓呼する言葉がないのを物足りなく思った学生らが「万歳」と叫び出したのがきっかけだと伝えた。今では意味がさらに変化し、喜ばしい意味で広く使われるようになっている。選挙に当選した時や結婚式、入試に合格した時など、めでたい席で見られるものだ。

 記事は、日本で両手を上げるのは「万歳」の意味しかないと思っているようだが、海外と同様「降参」の意味もある。日本人のなかには、降参の意味と区別するため「万歳」の際は手のひらを内側にする人もいるほどだ。

 もっとも、政府の公式見解では万歳三唱の正式な所作はないとされている。日本には、中国から多くの習慣や文化が入ってきて独自の変化を遂げてきた。「万歳」もその1つと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)