日本の教育は、成績重視の中国と違って多方面に及んでいると称賛されている。中国の動画サイト・西瓜視頻ではこのほど、日本の幼稚園に子どもを通わせているという中国人が「日本の教育は子どもの命を守ってくれる」と紹介する動画を配信した。

 動画はまず、日本の学校では子どもたちに「自分の命を守る」ように教えていると紹介。投稿者の娘が通う幼稚園では、火災を想定した避難訓練があるという。さらに小学校では水泳の授業があり、地震などの災害に備える教育も行っていると伝えた。

 こうした授業以外でも、荷物の準備や着替え、給食などに、大人が手を貸さずに自立を促し、登下校には安全帽やランドセルカバーを準備して安全を意識させていると紹介。家庭でも救急箱を置いておき、応急処置を自然と学べるようにしていると伝えた。だからこそ、2020年に香川県で起こった修学旅行中の小型船沈没事故で小学生全員が助かる、というような奇跡的なことが起きたのだと「命を守る日本の教育」を称賛した。

 中国には日本に対して批判的な人もいるが、日本の「教育」を否定する人は少ない。動画にも日本の教育を称賛するコメントが多く寄せられた。香川県の事故について、「もし中国だったらライフジャケットさえ足りなかったに違いない。賭けても良い」という人や、ドキュメンタリー番組の「釜石の奇跡」を見るよう勧める人もいた。東日本大震災で釜石市の小中学生およそ3000人がすぐに避難して助かったのも、定期的な防災訓練のおかげだったと言われている。

 さらに、「水泳の授業」への称賛も集まったが意見が分かれ、子どもの命は大切だが、責任はとれないし水道代もばかにならないため、習いたい人はスイミングスクールに行ってもらい、学校では教えないほうが良いという人が多かった。「中国の子どもは3歳で麻雀ができる。スマホゲームができる子どもはもっと多い」という自虐的なコメントも見られたが、残念ながら本当のことだ。麻雀よりも、水泳や避難訓練のほうが子どものためになると思われるが、中国では実行は難しそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)