近年、中国ではあらゆる場所に「監視カメラ」が設置されるようになった。道路の交差点にも設置されており、交通違反の取り締まりや交通事故の減少という点でも大きな効果を発揮しているようだ。

 日本も街中に防犯カメラは設置されているが、プライバシーの侵害などにつながりかねないとして、設置数という点では中国に遠く及ばないのが現状だ。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、日本では「監視カメラを使わずに」交通違反の取り締りや、ひき逃げ犯の捜索が行われていると驚きとともに紹介する動画を配信した。
 
 動画は日本で暮らす中国人が配信したものであり、「中国と違って、日本の街の交差点には監視カメラが設置されていない場所が多い」と紹介している。確かに現在の中国は人工知能と連動した監視カメラシステムを運用している「監視カメラ大国」だ。日本であれば大量の監視カメラには反発の声があがりそうだが、中国では逆に「治安が向上する」などと歓迎する声も少なくない。

 そんな中国に慣れた人からすれば、日本では監視カメラに頼らずに交通違反の取り締りや、ひき逃げ犯の捜索が行われていることは驚きらしい。動画では、「日本ではひき逃げ事故が生じた場合に、事故現場に目撃情報を募る看板を立てる」と紹介し、非常に原始的な方法で犯人の捜索を行っていると紹介。また、交通違反の取り締りについても、違反が多い場所の近くの「目立たない場所」に警察が立ち、交通違反をするドライバーがいないかどうかを観察していると紹介した。

 続けて、日本では大部分のドライバーが「譲り合いの精神」と「法の遵守精神」を持っているため、監視カメラを使わないこうした取り締まりの方法でも日本は交通事故や交通違反者は比較的少ないと紹介する一方、中国人ネットユーザーからは「日本も治安向上に有益な監視カメラを設置すれば良いのに」、「監視カメラは百利あって一害なしだ。社会の安定という点で、これほど有益なものはない」など、監視カメラが中国ほど設置されていない日本の現状を「信じられない」と主張するコメントが目立った。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)