ひと昔前の中国では、日本の家電は嫁入り道具にされるほど高く評価されていたが、後に中国企業の台頭で淘汰されてしまった印象がある。しかし最近では、SNSによる情報収集や価値観の変化を背景に、あえて日本製を選ぶ人もいるようだ。比較的所得が高く、好きな物にはお金をかけるという中国人女性に、日本メーカーの「高価格帯の白物家電」が選ばれるようになっているという。

 では、中国人が日本で家電を買おうとした場合、どう感じるのだろうか。中国の動画サイト・西瓜視頻で4日、日本在住の中国人女性が「日本の家電量販店で洗濯機を買った」ことを伝える動画を配信した。この女性は、中国の家電量販店と比較して感想を伝えている。

 大手家電量販店を訪れたというこの中国人女性は、「日本の家電は全体的に高額」と紹介。本当はドラム式洗濯機を買いたかったようだが、価格が高かったので断念し、予算と理想の妥協点として約8万円の縦型洗濯機に決めたようだ。しかし、それでも「値段が高い」と感じたようだ。

 単純に価格で比較すれば中国より高い感じがするものの、性能やブランド、物価などを総合的に考えると「高い」とは言い切れないようで、コメント欄では「日本の家電は本当に高いのか」について議論が交わされた。「高い」という人は「中国では800元(約1万3000円)以内で買える」など価格だけを見ているようだが、「決して高くはない」という人が多く「日本の家電の付加価値」や「機能の多さ」、「高品質」などを指摘していた。むしろ、「中国で日本製の洗濯機を買おうとすると3倍かかる」ので安く感じるという人もいた。

 また、投稿者が「本当はドラム式を買いたかった」ところに反応し、日本では縦型が売られていることに「日本は遅れているのか」と驚く人もいた。これは、中国ではドラム式が人気のためかもしれない。コメントを見てみると、中国では姿を消したかに見えた日本の白物家電も、良い物にこだわる比較的裕福な層の中国人には今も高く評価されているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)