歴史問題などを理由に、日本人に対して「複雑な感情を抱いている」という中国人は少なくないが、中国で人気のある日本人もちゃんと存在するものだ。

 中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、大多数の中国人にとって「嫌いになれるわけがない日本人」として、歌手である谷村新司氏を紹介する動画を配信し、その理由について伝えている。

 動画では、谷村新司氏は「中島みゆき氏と並んで中国人から深く愛される日本人歌手の1人だ」と紹介している。その理由は谷村氏の歌はその50曲以上が中国語にカバーされているうえ、テレサテンや張国荣など中国歌謡曲界のスターたちによって歌われていることも重要なポイントだと指摘し、谷村氏の曲は中国歌謡曲界のスーパースターたちからも深く愛されているのだと論じた。

 また動画では、谷村氏が2010年に行われた上海万博の開幕式という舞台で名曲「昴」を熱唱した点にも言及。これだけでも中国における谷村氏とその曲の影響力の大きさを窺い知ることができるが、上海万博の開幕式後の1週間で中国における谷村氏のCD売り上げは急増し、中国全土で多くのファンクラブが結成されたようだ。

 動画には多くの中国人ネットユーザーからコメントが寄せられており、「芸術には国境がないことを証明する人物だ」、「昴は聞いていて心が打ち震える良い曲だ」といったコメントのほか、「高倉健氏や三浦友和氏、久石譲氏、宮崎駿氏も中国で人気だ」という意見が見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)