1900年から日本で活躍している寝台列車。新幹線や高速バス、飛行機などが登場したことで徐々に淘汰され、今では移動から「旅行」に存在意義をシフトさせた臨時列車がメインとなっている。

 2010年代には豪華寝台列車が登場し、夜行列車のこれまでの常識を覆したと言っても良いだろう。これは、今でも長距離移動に重宝されている中国の夜行列車とは大きく違うところだ。中国メディアの快資訊はこのほど、「日本の夜行列車はまるでホテルのようだ」と伝え、その快適さを称賛する記事を掲載した。

 日本の寝台列車には、どのような特徴があるのだろうか。記事はまず2段式寝台の車両を紹介。十分な広さがあり、設備も整っていてきれいで「小さなホテルのようだ」と伝えた。もちろん、豪華寝台列車は料金も高くなり、飛行機よりも高いほどだが、トイレ付きの個室もあってぜいたくだと羨ましげな様子だ。

 では、中国の寝台列車はどうなのだろうか。まず「臭い」と指摘。カップラーメンのにおいと、特に冬には足のにおいがきつくなるそうだ。それに、子どもの泣き声や夜中に電話している人もいて「うるさい」というが、これはマナーの問題かもしれない。ほかにも、「硬臥」という日本でいう2等寝台に相当するクラスでは、ベッドが3段式でとても狭く、寝返りも打てないそうだ。長時間の移動で身動きもできないのは辛そうである。

 記事は、広さと静かさ、そして臭いを違いとして指摘しているが、さらにプライバシーの保護も付け加えるべきだろう。中国の寝台列車にはカーテンが付いていないので全くプライバシーが守られないが、日本とは気にするところが違うのかもしれない。「ホテルのよう」と言われるまで変化を続けてきた日本の寝台列車は、これからも発展を続けていくことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)