新型コロナに振り回された2020年は、世界的に経済が混迷しほとんどの国で経済成長がマイナスになったが、中国はいち早く持ち直し2.3%のプラス成長となった。中国経済の強さを象徴するプラス成長と言えるが、中国メディアの新浪網は6日、そんな中国は日本に「学ぶべきことがまだまだたくさんある」と論じる記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は過去に訪日する機会があったそうで、いくつかの会社を訪問しながら、昔ある中国人が語った「日本からまだ学ぶことがあるのか」という言葉を思い出したそうだ。記事はまず、「中国はこれまで日本から多くを学んできた」と紹介し、改革開放において真っ先に学んだのは日本の技術やマネジメントで、電気自動車の開発意欲に火をつけてくれたのも、日本の水素自動車だったと振り返った。

 では、今はどうだろうか。近年いくつかの日本の大手企業が「事業転換」に成功したことを指摘。なかには事業転換に遅れて失敗したケースもあるが、多くの大企業が成功していることは、今まさにローエンドからハイエンド産業に転換しようとしている中国の参考になると伝えている。

 その一方で、長年変わらない点からも学べることがあると紹介。一例として、視察先の自動車メーカーでは、多くの変化を経験してきたが「マネジメント」、「匠の精神」、社員全員による「イノベーション」の3つは変わっていなかったと感心している。日本企業流のマネジメント方法は、中国でも30年前に取り入れられたものの、ほとんど続かなかったそうだ。

 記事の中国人筆者は、日本で自動車メーカーをはじめ、世界の先端を行く企業を訪問し、感銘を受けることが多かったと伝えている。では、「日本にはもう学ぶことはない」のだろうか。筆者は、東京で青い空と白い雲を見ているうちに答えが出たようだ。日本も昔は中国のように環境汚染が深刻だったが、ハイエンド産業へとシフト転換して環境は改善され、今では海外から技術や生産方式などを学びに来るほどになった。中国には日本に学ぶべきところがたくさんあると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)