日本はごみが少なくきれいだと言われるが、中国のように「清掃員がずっと掃除をしている」わけではない。これは、ごみを出したら持ち帰る習慣が定着していることに加え、自治会などによる「地域清掃活動」のおかげでもあるだろう。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、日本在住の中国人投稿者が「日本で地域清掃に参加した」様子を紹介する動画を配信した。

 日本在住の中国人投稿者は、娘2人を含む家族4人で地域清掃に参加したようだ。あらかじめ決められた場所に、近隣住民が続々と集まっている様子がうかがえる。コロナ禍のため、誰に言われなくても自主的に距離を取っているのが日本らしい。

 時間になると、それぞれがごみ袋を片手に付近のごみを拾うが、もともときれいであまりごみは落ちていない様子だ。最後に再び集合場所に戻り、解散前に全員に飲み物が配られ、子どもたちを喜ばせていた。

 日本では特に珍しいものではない、地域住民による清掃活動だが、わざわざ中国人投稿者が動画で紹介したのは理由がある。それは中国では毎日公園や道路を掃除する清掃員がいて、地域住民による掃除が行われていないからだ。そのためか、地元住民がボランティアで掃除するというこのシステムに感心し、称賛するコメントが多く寄せられた。多くは「清掃員を雇う人件費が抑えられ、民度も上がる。一挙両得」というものだった。「自分はごみのポイ捨てや痰吐きを毎日見ている」といった、中国の現状を嘆く声も多かった。

 自分でごみを拾うようになれば、法律で禁止するよりもずっと良い抑制力になるだろう。子どもと共に参加するのも良い教育だ。清掃員を雇っている中国では、ごみのポイ捨てにあまり罪悪感がなくなっているのではないだろうか。むしろ、日本のようにきれいになってしまったら清掃員の仕事がなくなるという人さえいるほどだ。コメントのなかには、「日本を見習うべきだが、今世紀中にできるとは言い切れない」という意見があったが、考え方が変わらない限り、日本のようにきれいな国にはならないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)