中国のポータルサイト・百度に5日、「中国人民にとっての英雄が海を渡り、日本などでも『守護神』として崇められている」とする記事が掲載された。

 記事は、日本やベトナムで守護神として崇められている中国人にとっての英雄として、三国時代に蜀の劉備に仕えた武将・関羽を紹介。関羽と聞いてその忠義、勇敢さを賞賛しない人はいないとし、三国時代に主君である劉備の妻や息子を守るために自ら曹操の捕虜となり、曹操が何とか関羽をわが物とすべく名利も捨ててあらゆる手を尽くしたにも関わらず、劉備に対する忠義を捨てることはなかったと伝えている。

 そして、劉備による漢王朝復興という一大事業の実現を夢見ながら戦地に倒れた関羽はやがて衆人から尊敬を受ける対象となり、「関公」として関帝廟が建立されて中国において代々崇められてきたと説明。また、遣唐使の時代より中国と密接に交流していた日本にも、関羽の武勇伝や守護神として崇める風習が伝わっていったのだとした。

 さらに、日本では関羽の忠義の精神が広く民衆から尊敬されるとともに、日本の武士道文化にも取り込まれていき、関羽への崇拝がさらに広がっていったと紹介した。

 記事は、日本だけでなくベトナムや欧州の中国系住民が多く住む地域でも関帝廟を見かけることができ、今や中国系住民だけでなく、現地人の多くも関羽を慕っているのだと伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)