アジアで最も多くのノーベル賞受賞者を輩出している日本。中でも、京都大学ゆかりの受賞者は11人を数え、京大卒の受賞者だけでも9人と日本の大学の中で最も多い。なぜ京都大学はこんなにも多くのノーベル賞受賞者を輩出できるのだろうか。中国メディアの捜狐はこのほど、その理由について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、京都大学の歴史について振り返った。東京大学に次いで、日本で2番目に設立された国立大学で、設立以来「学生の独立と自由な学風」を強調しており、独特な学風だと伝えた。

 続けて、日本では第一次世界大戦後に高等教育の改革が行われ、京都大学も拡大することとなり、経済学部や農学部、京都大学化学研究所などが次々と設立されたと紹介。この時期に各分野での研究が活発に行われたという。

 第二次大戦後はさらに改革が進んで、多くの人に門戸が開かれることとなり、京都大学でもさらに多くの学部が設立されたと紹介。こうしたなかで、湯川秀樹氏が1949年に中間子理論でノーベル物理学賞を受賞し、1965年には朝永振一郎氏もノーベル物理学賞を受賞したと伝えた。その後も京都大学は時代に合わせて様々な改革が行われてきたが、次々とノーベル賞受賞者を輩出してきたと京都大学の功績を称賛している。

 結局のところ記事は「自由な学風」が大きな要因と言いたいようだ。また、記事では指摘していないが、京都大学は伝統的に研究第一を重視してきたことも、自然科学分野のノーベル賞受賞者が多い理由ではないだろうか。いずれにしても京都大学の持つこれらの学風は、中国の大学では欠如している点であり、ゆえに中国からはノーベル賞受賞者がなかなか出てこないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)