中国では家族や友人たちと食事をする際、日本のように料理をそれぞれの皿に取り分けることはせず、それぞれが自分の箸を使って同じ皿から料理を食べるのが普通だ。こうした点から、日本と中国の食文化には大きな違いがあることがわかるが、中国人からしても日本の食文化には興味をそそられる点があるようだ。

 中国メディアの百家号は1日、日本の食文化で特徴的なのは「食器の数と種類が多いことだ」と指摘し、そこから「日本人の食事に対するこだわりが見える」と論じる記事を掲載した。

 記事は、和食は皿や椀、鉢などに加え、取り箸や茶碗なども含めると、多種多様の食器で卓上がいっぱいになるのが特徴的だとし、多くの中国人は和食の見た目のきめ細やかさや、考え抜かれた調理がもたらす食感の良さや美味しさに加えて、食卓における「食器の数と種類の多さ」にも和食の独特を感じると説明した。

 続けて、中国人の目には珍しく映る和食の食事風景だが、日本人が料理ごとに異なる食器に盛り付けるのは「視覚的な美しさ」を大切にしているからではないかと主張。実際にさまざまな色や形の食器に美しく盛り付けられた和食の写真を多数掲載しつつ、「確かに和食は美しい」ことを強調した。

 さらに記事は、食事とは単に腹を満たすためだけのものではなく、そこには楽しさや喜びの追求も含まれるとし、様々な美しい食器を用いつつ、料理と盛り付けの美しさ楽しむ和食は視覚を通じて精神を満たす力もあると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)