新型コロナウイルスの影響で利用者数が落ち込むなか、JR東日本は新たな試みとして「新幹線オフィス」の実証実験を始めた。新幹線は世界で最も歴史ある高速鉄道として、時代とともに進化を続けてきたわけだが、中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、中国人が「日本の新幹線に乗車した」際の感想を伝える動画を配信した。

 中国高速鉄道は、日本やドイツなどから技術提供を受けて始まり、今では自主開発できるまでになったとされている。多くの中国人は中国高速鉄道を誇りとしているようだが、中国人が新幹線に乗るとどういう感想を抱くのだろうか。新型コロナの感染拡大前に撮影されたとみられる動画では、京都から東京まで新幹線に乗った感想を伝えている。

 中国人の撮影者はまず、駅のホームも移動中の車内も新幹線はとにかく「静か」だったと紹介。確かに中国は高速鉄道に限らず、公共交通機関はとにかく騒がしいのが普通だ。動画配信をするために周りに構わず動画を撮影していたり、スマートフォンのスピーカー再生のまま音楽を聞いたり、ゲームをしたりする人などは決して珍しい存在ではない。

 また、新幹線は乗降の際は降りる人を優先させ、スムーズだったと伝えているほか、新幹線では「ごみは持ち帰る前提なので座席にごみ袋がなかった」と紹介した。中国高速鉄道はごみ袋が設置されていても、床にごみが散乱していることがある。そして、新幹線は利用者に親切な「案内板」があちこちにあったこと、トイレは決して広くはなかったが「必要なものが何でもあり、おむつ交換台やベビーチェアまであった」と紹介した。

 動画に対し、多くの中国人ユーザーが新幹線の良さを素直に認めつつ、称賛するコメントが寄せられていた。新幹線利用者の「民度」に感心し、「中国も見習うべきだが、民度向上は子どもか孫の代まで時間がかかる」という人や、「車体のデザイン、塗料、清潔さ、椅子の座り心地、トイレ、駅弁」などで新幹線は中国高速鉄道にはない良さがあるなどの感想が見られた。

 新幹線には、中国高速鉄道とはまた違った良さがあると言えるだろう。新幹線には利用者に寄り添った設計やサービスがあるのが特徴で、今後も中国高速鉄道とは違う発展を遂げていきそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)