世界には親日の国や地域がたくさんある。アジアでは親日の国の方が多く、むしろ反日感情が強い国の方が少数だ。中国メディアの百家号は、「アジア一の親日国はベトナムだ」として、その理由を5つ紹介する記事を掲載した。

 「アジア一」とまで言えるかはさておき、ベトナムが親日国の1つであることは間違いないだろう。記事は、ベトナム人が日本を好きな理由の1つ目に「日本製品の質の良さ」を挙げている。日本製の質の良さは良く知られているので、ベトナムでは中古品でも日本製なら飛ぶように売れるとした。2つ目は、「日本が経済の発展した国だから」という理由で、実際多くのベトナム人が技能実習生として日本に来ている。日本に来るとかなり稼げるので、日本で働きたいという人は多いようだ。

 残りは「ODAなどの援助」、「日本のアニメが好き」、「日本人旅行者はマナーが良いため」と伝えている。こうしてみると日本を好きになる理由はたくさんあり、親日国になったのは当然とさえ感じてくる。しかし記事の中国人筆者は不満のようで、「ベトナム人は本当の日本を知らないだけだ」と主張。そのうち「真実の日本」を知るようになれば日本への感情も変わっていくはずだと主張して結んだ。

 記事の中国人筆者のような考えは、中国では決して珍しいものではないと思われるが、開けた考えの人もいるようだ。記事に対して、「自分もベトナム人と同じだ」と親日感情を告白する中国人や、中国人の捨てた文化を学んできた歴史を考えると「日本を好きにならないわけがない」という人もいた。

 また、記事では指摘していないが、ベトナムが日本を好きな理由はもう1つある。それは反中感情だ。国境を接するベトナムでは、昔から中国の干渉を受けてきたため対中感情が非常に悪く、反中デモもたびたび発生している。そのため中国との領土をめぐる対立などに悩まされる日本には、自然と親近感がわくのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)