中国メディア・新民週刊は3日、日本の学者らが遣唐使船の復元に力を注いでいることについて、東アジアの発展に向けた大きな希望であるとする記事を掲載した。

 記事は、日本国内で先日、日本の考古学者が遣唐使船の復元に努力していることが大きく報じられたと紹介。そこからは、「遣唐使」というキーワードが今なお日本人の心に深く根付いていることがうかがえるとした。

 そして、遣唐使について、630年から894年までの260年あまりの間に、日本から中国に対して15回にわたり派遣されたと説明。停止されてからすでに1100年以上の時間が経過してもなお、人びとが当時の日本と中国との交流に思いを馳せ続けているのだと伝えている。

 その上で、古代において中国の進んだ文化や制度を積極的に取り入れてきた日本が明治維新を迎えて近代化を実現すると、日清戦争から日中戦争に至るまで中国への侵略を企てるようになったとする一方で、そのような時代の中でも日本には「日本文化は豆乳であり、中国は日本文化を豆腐に凝固させるためのにがりである」と語った中国史専門家の内藤湖南のように、中華文化による影響を客観的に認識する人物がいたとした。

 また、戦後の日本は占領軍だった米国文化の影響を強く受けることになったものの、現在に至るまで日本文化の中にある東洋文化のエッセンスは廃れることなく残っており、日本人が古代の中国に起源を持つ伝統的な文化を大切にしていることを伝えた。

 記事は、現在の東アジアが経済協力などの期待と政治問題の憂慮が同居している状態であるとした上で、そのような中で日本の学者たちが遣唐使船の復元に向け情熱を注いでいることは、東アジアにおける友好的な、共存共栄の未来に大きな希望を抱かせるものだと評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)