中国のポータルサイト・百度に2日、「日本人は倹約、節約を得意とすると言うが、どうしてレストランでの食べ残しを持ち帰る光景を見かけないのか」とする記事が掲載された。

 記事は、日本のレストランで食事をすると、中国では当たり前のように見られる「打包」と呼ばれる光景がほとんど見られないと紹介。「打包」とは食べ切れなかった料理を店員に頼んで包んでもらい持ち帰ることだ。

 そして、中国では食べ切れなかったものを無駄にしないという観点から「打包」が一般化しているのに対し、「日本人は倹約家で、リサイクルに長けていると言われるのに、どうして食べ残しを持ち帰ったりしないのか」と疑問を提起している。

 「打包」を巡る両国の違いについて記事は、「打包」が実は中国の接待文化から生まれたものであると解説。食べ切れないほどの食事を出すことで誠意を示すという接待文化に基づく中国では往々にして人数分よりも多い料理が注文され、自ずと食べ残しが生じることから、節約意識の高まりとともに「打包」の習慣も定着したと伝えた。

 一方で、日本ではそもそも「食べ物が残るケースが少ない」のだと指摘。料理を注文する際には「食べられる分だけ頼み、足りなければ追加する」というスタイルが採用されているとし、日本の居酒屋で食事をしている日本人のテーブルを見ると、確かに料理の量が少ないことがわかると紹介した。

 また、日本で「打包」が少ないもう一つの理由として、日本の食品安全に対する意識や基準が非常に厳しいことがあると指摘。食べ残しを持ち帰ればほどなくして変質が生じ、場合によっては食べた人が体調を崩す恐れもあるとした上で、食中毒などの大問題が発生すれば店にとっては死活問題になるため、店としても食べ残しを持ち帰って欲しくないのだと論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)