中国メディア・中国長安網は1日、中国各地で偽物の新型コロナウイルスワクチンを製造販売していたグループが摘発されたと報じた。

 記事は、江蘇省、北京市、山東省などの公安機関が先日、大規模な偽新型コロナワクチン製造販売グループを摘発し、製造拠点を破壊するとともに供給チェーンを寸断させたと紹介。逮捕された容疑者は80人余りにのぼり、現場では偽ワクチン3000本余りが押収されたと伝えた。

 捜査の結果この犯罪グループは2020年9月以降に、シリンジに生理食塩水を注入しただけの偽新型コロナワクチンを製造し、高値で販売していた疑いがあるという。現在までに製造販売された偽ワクチンの流通先はすでに明らかになっているとのことだ。

 記事によれば、中国公安部では全国の公安機関を指揮して新型コロナ関連犯罪の特別取り締まりを実施しており、ワクチンの偽造、違法販売、密輸やワクチン接種過程で生じる違法行為、ワクチンを利用した詐欺などの犯罪行為を厳しく取り締まっており、ワクチンの生産、流通、使用の秩序を守り、国民の健康と安全を保障すべく力を注いでいる。

 新型コロナの感染拡大をいち早く食い止めた中国はワクチンの開発、接種もハイスピードで進めており、国内ではすでに大規模な新型コロナワクチン接種が始まっている。そんな中でワクチンを利用した各種犯罪が次々を発生しているのは非常に残念なことだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)