中国では経済成長によって食の欧米化などが進んだ結果、生活習慣病を患う人が増えていると言われ、同時に「がん」患者も急増しているという。中国メディアの網易は24日、中国人の「がん罹患率」が日本人を大きく上回るのはなぜなのかと問いかける記事を掲載した。

 日本は平均寿命が世界で最も長い国であり、世界で最も健康的な国の1つとして知られている。中国でも平均寿命は伸びてきているものの、その一方ではがんを患う人が急増していて、がん罹患率も日本を大きく上回るのが現状だという。日本人と中国人は同じアジア人なのに、なぜがん罹患率には大きな差が生じるのだろうか。

 記事は、日本人は中国人と違って「ある2つのモノ」に手を出さないためではないかと主張し、まず1つ目が「タバコ」であると強調。もちろん日本にも喫煙者は数多く存在するが、中国は世界の喫煙大国であり、男性の喫煙率は50%弱に達している。また、副流煙がもたらすリスクも周知されていないように見受けられ、子どもが近くにいるのに喫煙している人の姿は決して珍しいものではない。

 また記事は、健康な日本人が手を出さないもう1つのモノとして、白酒をはじめとする「アルコール度数の非常に高い酒」を挙げた。白酒は中国の宴会などで飲まれる機会が多いが、アルコール度数の高いこの種の酒を長期にわたって習慣的に飲むという風習が健康リスクとなっているのではないかと主張した。

 記事は「タバコ」と「アルコール度数の高い酒」が「がん罹患率」の高さに関係しているのではないかと考察しているが、実際にはもっと根が深い問題ではないだろうか。たとえば中国で深刻化している大気汚染や土壌汚染なども健康にリスクをもたらす要因であり、また油を多用する中華料理の食べ過ぎや、経済成長と競争激化を背景としたストレスの増大もリスクとなり得るのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)