日本で小学生らが歩いて登下校しているのを見ると、中国人は驚いてしまうという。それもそのはず、中国では親が送迎するのが当然なので、登下校の時間には校門前が大渋滞になるほどだからだ。

 日本の子どもは、登下校に限らず「自分で自分のことをする」習慣が身についていると言えるが、中国メディアの百家号は28日、動画で見たという日本人の11歳の男の子の「朝のルーティーン」を紹介し、称賛する記事を掲載した。子どもを溺愛する中国式教育を反省しようと呼びかけている。

 自身も3歳の子どもがいるという記事の中国人筆者は、動画で見たという日本の11歳の男の子を紹介。毎朝こなしているルーティーンを撮影したもので、「自分のことは自分でやる」という当たり前のことができていることに感動している。

 その男の子は毎朝、決まった時間に1人で起き、自分で着替えて顔を洗って歯を磨くそうだ。普通のことだが、中国人筆者はこの時点ですでにかなり感動している様子だ。そこから、慣れた手つきで冷蔵庫を開け、パンとヨーグルトと果物というシンプルで栄養のある朝食を用意し、1人なのに手を合わせて「いただきます」と言ってから残さず食べ、皿まで洗っていたと伝えている。

 さらに衝撃を受けたというのは、朝食を「家族の分」も用意していたことだ。また、みんなよりも少し早起きなのは、登校前に「犬の散歩」をするからだという。自分のことを自分でするだけでも「中国人からすればあり得ない」のに、家族とペットのことまで考えられる11歳を心底尊敬しているようだ。動画は、荷物を自分で確認してから歩いて学校に向かうところで終わっていると伝えた。

 中国人筆者は、この動画は中国で多くの人に視聴され、親の「溺愛」を反省する声がたくさん寄せられていると伝えた。この記事に対しても、「甘やかすのは本当の愛ではない」、子どもを溺愛して「中国サッカーのようにどんどんひどくしてはならない」など自戒するコメントが多く寄せられた。さらには子どもに「他人の手を煩わせない」ように教える日本の教育と、「自分の手を煩わせない」よう教える中国とを比較する人もいた。自立心を育てる日本の良い教育を、これからも守っていきたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)