中国メディア・騰訊網に29日、「地震に襲われてもどうして日本の建物は崩れないのか、そこにはこんな秘密があった」とする記事を掲載した。

 記事は、日本が地震の多発国であると同時に「最も地震について心得ている国」であるとし、大きな地震が来ても他国のように大規模な家屋倒壊が発生するケースはとても少ないと紹介。日本では昔から今に至るまで、建物の設計に苦心を重ね、様々な手段によって建物の安全が確保されてきたとし、日本の建物技術の先進的な部分については、多くの国が学ぶに値するものだと伝えた。

 そして、日本の建物では地震対策が主に「耐震構造」、「制震構造」、「免震構造」の3つに分類されていると説明。耐震構造は最も明快で、堅固な材料を用いることにより建物の構造をより頑丈にして大きな揺れにも耐えられるようにするものだとし、主に低層家屋に用いられると紹介した。

 また、制震と免震の技術は「日本人が柔よく剛を制すという考えのもとで発明したもの」であるとし、制震は建物が地震で揺れた際に、エネルギーを一か所に集中させることで、その部分の破損と引き換えに他の部分を破損から守ることができる構造であり、免震は建物の間に強力なゴムやベアリングを挟み、滑り摩擦の特性を利用して建物の揺れを低減させる仕組みであると説明した。

 さらに、技術的な部分に加えて、日本では建物の耐震基準についても法律で厳しく規定されていると紹介。大きな地震が起こるたびに政府が被害状況を調査して改善策を打ち出すという作業を繰り返し、現在では震度6強から7の大地震でも倒壊は免れるという耐震基準が適用されるようになったと伝えた。そして「長い『地震抗争史』が日本の家屋を世界トップレベルの耐震レベルへと高めていったのだ」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)