日本の職場と言えば酒のつきあい。仕事が終わったら赤ちょうちんで一杯。日本の職場に対してそういう印象を持っている外国人は多いようだ。台湾人もドラマなどの影響からか、プロトタイプな日本のサラリーマンのイメージを持っている人が多いようだ。台湾メディア換日線が29日の記事で「日本のオフィスの実態」について答えている。記事から、台湾人が日本のオフィスに対して持っている印象が見えてくる。

 まず一つ目は「残業だらけの職場」と言う印象。日本は「サービス残業は当たり前」、「上司が帰らなければ部下も帰れない」という印象を持つ台湾人も多い。これについては台湾メディアは「実際はそういう面は急速になくなっている」と答えている。背景には過労死の問題や、サービス残業が常態化している企業は「ブラック企業」として内部告発されていることを理由に挙げている。

 さらに二つ目は「有給休暇が取れない」という点。この点については「かなり当たっている」と答えている。有休を取りたくても会社の事情で取れないことも多々ある。ただし、「有給休暇をある程度貯めておくこともできるので、退職する際に有給休暇を取ってから辞める人もいる」と説明している。

 三つ目は「上司との酒のつきあい」。この点については「ほとんどない」と答えている。そうしたことは昭和や平成の時代にはあったかもしれないが、令和の現在ではあまりない。上司が部下に酒を強要し、無理に食事に誘うと「パワハラ」になってしまうからだ、と事情を説明している。

 他にも、「日本人は本音と建て前を使い分ける」とか、「企業の意思決定が遅い」などといったこれまでの日本人のイメージについて、「こうした印象は急速に変わっている」とまとめている。こうした状況にコロナウイルスによるワークスタイルの変化が拍車をかけていることは言うまでもないだろう。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)