中国のポータルサイト・百度に28日、「日本人も知らない、日本の有名企業の意外な草創期」とする記事が掲載された。

 記事は、日本のみならず世界にその名を轟かせている各種分野の大手企業がその草創期に扱っていた、現在とは異なる事業について紹介している。

 まずは、家庭用ゲーム機メーカーとして世界的な知名度を誇る任天堂が、1889年に花札メーカーとして誕生したことを紹介。その後1902年に日本初のトランプを製造して以降、長期にわたりカードゲーム企業として事業を発展させてきたとし、80年に発売した液晶ゲーム機「ゲームウオッチ」がゲーム史に残る大ヒットを記録して華麗なる転身に成功すると、その数年後にはファミリーコンピュータを発売し、一躍世界企業に成長したと伝えた。

 次に、日本航空と並ぶ日本のフラッグシップキャリアである全日空を取り上げた。各航空会社に割り当てられる2文字のコードで、その多くが会社名を略したものであるのに対し、全日空は「NH」と一見社名と関係ないように思えるとした上で、全日空はもともと「日本ヘリコプター輸送株式会社」という社名でヘリコプターによる宣伝事業や薬品の空中散布といった業務を手掛けており、極東航空と合併して1958年に「全日本航空」となる前から旅客航空事業にも参入していたため、現在も「NH」のイニシャルがそのまま使われているのだと紹介している。

 さらに、中国に多数の店舗を構えるユニクロを運営するファスートリテイリングは、会長である柳井正氏の父・柳井等氏が山口県に立ち上げた紳士服小売店が原点であること、空調設備メーカーとして中国でも広く知られているダイキン工業は1924年に飛行機用のラジエーターチューブを製造する会社として創業されたことを伝えた。

 また、日本を代表する電気製品メーカーの東芝についても取り上げ、東芝の前身の一つである田中製造所の創業者である田中久重は江戸時代末期にからくり人形の新しい仕掛けを次々開発して好評を博したと紹介。田中から事業を受け継いだ養子が芝浦に移転して芝浦製作所となり、その後東京電気株式会社と合併して東京芝浦電気株式会社、現在の東芝が誕生したと説明している。

 記事は、日本には100年以上続く老舗企業が多く存在しており、これらの企業が明治維新、関東大震災、金融恐慌、第2次世界大戦、さらには東日本大震災などの幾多の動乱や自然災害を経験しながらも生き続けてきた共通の理由として「時代の変化にうまく順応してきた」ことを挙げた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)