警視庁の発表によると、2019年の1年間に東京都内で警察に届けられた拾得物は415万件あまりで、そのうち現金は38億8000万円以上にのぼったという。日本は遺失物が交番などに届けられる確率が高く、失くしたものがちゃんと手元に戻ってくる確率が高い。

 中国では何かを紛失してしまった場合、それが手元に戻ってくるのは「もはや絶望的」と言えるが、なぜ日本の場合は戻ってくる可能性が高いのだろうか。中国メディアの快資訊は27日、「日本で失くしたものが戻ってくる理由」には4つあるとする記事を掲載した。

 記事は、日本人が拾ったものを届けるのは「民度の高さ」もあるが、それだけではないと主張。ほかに4つの理由を分析している。1つ目は「交番が多いこと」で、どこに住んでいても近くに交番があるので、届け出が簡単だとした。

 2つ目は「日本人は他人の目が気になる」こと。他人にどう見られているかを気にする心理は抑制力となるので、警察がその場にいなくてもルールを破ることはないと分析した。集団意識があると、自分の利益を望むより、「持ち主が困っているのではないか」という考えが先に立つので届け出るとも説明している。

 3つ目は法律が整備されており「罰則があること」。落とし物を自分のものにすると遺失物横領罪になる。4つ目は「報労金がもらえること」。落とし主が見つからない場合は、所有権を取得する権利もあると伝えた。

 記事は民度以外の理由を考察しているが、やはり「失くしたものが手元に戻ってくる」確率が高いのは総体的に民度が高いからではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)