新型コロナウイルスの感染が拡大し、11都府県に緊急事態宣言が出されているなかで行われた2021年度の大学入学共通テスト。これには大学入試を何より重視する中国も驚いたようだ。中国メディアの捜狐はこのほど、「日本こそ試験大国」だと紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本では新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になっているにもかかわらず、大学入学共通テストの中止を訴える声はあまり聞かれなかったと紹介。スポーツ大会は中止すべきだが、大学入学共通テストは「不要不急」には当たらず、実施は当然との意見が大半だったと伝えた。これは、感染者が出ると徹底した隔離政策をとる中国からすると大変驚くことのようだ。

 そのうえで、日本では大学入試以外にも様々なテストや試験が行われており、「日本人に一生ついて回る文化となっている」と紹介。中国では「資格テスト」は学生にそれほど人気ではなく、就職活動で重視されるのは「出身校」と学んだ「専門科目」だが、日本では「どのような資格を持っているか」が非常に重視されていると違いを説明した。これには「国家資格」と民間による「検定」があると伝えている。

 また、日本は「誰でも大学入試を受けることができる」国だと紹介。その一例として、母親と次男が一緒に東京大学を受験して母親だけ合格したというケースがあったと伝えた。日本では「大学入試を受ける人の年齢は関係なく、挑戦したいと思えばいつでもできる」と称賛している。

 それで記事は、中国人はテストが得意とよく言われるが、実際のところテストの幅や複雑さでは日本も全く劣っていないと分析。「日本はテストを非常に重視する文化だ」と伝えた。日本は全体的に学問好きな国民性とも言え、これが日本の底力となっているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)