健康ブームや和食ブームの後押しにより、「抹茶」の美味しさはすっかり世界に知られるようになった。空港などでも抹茶を使ったスイーツやお菓子などが売られていて、お菓子を通じて抹茶の美味しさを知った外国人も多いことだろう。

 抹茶は日本から世界に広まったものの、もともとの起源は中国にある。中国メディアの百家号は26日、「日本で抹茶を堪能した」という中国人の旅行体験記を紹介する記事を掲載し、「抹茶は中国で生まれ、日本で見事に花開いた」と伝えた。

 記事の中国人筆者は新型コロナの感染拡大前に、「日本で抹茶を堪能」する機会があったそうだ。今は旅行に来られないが、今でも大好きな抹茶味のお菓子などを食べるたびに、懐かしく思い出すと伝えている。

 中国には記事の筆者のように抹茶スイーツが大好きという人は多く、抹茶味のお菓子は訪日中国人が大人買いする定番のお土産でもあった。中国人にも「抹茶は日本を代表する飲み物」と認識されているのだろう。記事の中国人筆者は「中国ではすっかり姿を消したのに、日本で抹茶はここまで発展した」と感心している。

 10円玉のデザインでおなじみの世界遺産「平等院鳳凰堂」に行ったという筆者は、日本人がどれだけ「抹茶を発展させてきたか」を痛感したそうだ。土産店が並ぶ通りには、観光客向けにありとあらゆる抹茶関連のものが売っていたと伝えた。筆者は、伝統的な日本家屋で抹茶を飲んでみたそうだが、「抹茶は思ったほど甘くないことを知った」と感想を述べている。これは、抹茶味の甘いお菓子やアイスに食べ慣れていたためのようだ。

 中国起源なのに、日本で発展した習慣や文化はたくさんあるが、抹茶もそのうちの1つということになるだろう。日本における抹茶の発展はとどまるところを知らず、世界に愛好家を増やしている。国内はもちろん、海外でも日本の抹茶はこれからも愛されていくことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)