中国のポータルサイト・百度に26日、「細かい部分から日本人の防災意識を見てみると、ため息が出る」とする記事が掲載された。

 記事は、日本が自然災害の非常に多い国であり、特に自身は毎日にように発生している。それゆえ、日本人は普段からの災害に対する意識や備えがしっかりしており、「普通は全くに気に欠けないような細かい部分」まで災害対策が行われてさえいるとして、その事例を3つ挙げている。

 まずは、海抜表示が街のいたる場所にあることだ。電線の地中化が進んでいない日本には電柱が多く乱雑な印象を与える一方で、一部の電柱には今いる場所が海抜何メートルかを知らせる標識が取り付けられていると紹介。また、地下鉄駅などの案内板にも海抜表示があるとした。

 その理由について記事は、2011年の東日本大震災で多くの津波被害を出したことがあるとし、日常生活で毎日海抜表示を目にすることで、いざという時にどこへ逃げたらいいか心づもりをしておくことができるのだと説明している。

 次に、日本のマンションのベランダにある設備について言及。隣の家との間は簡単に破れる薄い板1枚のみで隔たれており、いざという時にはこの壁を破って隣に避難することができるとしたほか、ベランダの床には非常時に下へ降りられるはしごが格納されていると伝えた。

 さらに、非常に感慨を覚えた「細かい部分」として、商業施設などのエレベーター内に設置されている小さなイスを挙げている。一見足の不自由な人が休めるように設置されたイスに過ぎないように思えるが、よく観察してみると大地震などでエレベーターが止まって閉じ込められた時には簡易トイレとして利用できるほか、内部にはミネラルウォーター、食品、懐中電灯、マスクといった非常用品が格納されていることがわかると紹介した。

 記事は、これらの事例は日本人が災害に対応する上での取り組みのほんの一部に過ぎないとし、もし日本の街や駅を詳しく観察すると、もっと多くの「配慮」を発見することができるとした。そして、これらの「配慮」が集まって、日本社会の充実した防災体系が成り立っていることを知ることで、「本当に感嘆のため息が出る」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)