多くの国では、自国の紙幣の肖像に政治家を採用している。中国の場合、現在の紙幣は1元から100元まですべて毛沢東だが、この点で日本は大きく異なっている。中国メディアの快資訊は25日、「日本がここまで発展した理由は紙幣を見れば分かる」とする記事を掲載した。

 記事はまず、英国の新たな50ポンド紙幣の肖像に、人工知能(AI)の父とも言われる英数学者のアラン・チューリングが採用されたことを紹介。英国は世界で2番目に政治家以外の人物を肖像に多く採用している国だが、それを上回るのが日本だと伝えた。

 例えば、現在発行されている紙幣では、1万円札が教育家の福沢諭吉、5000円札が小説家兼歌人の樋口一葉、1000円札が医学者の医師・野口英世で、政治家は1人もいないと指摘。2024年に発行される新紙幣でも、1万円札が実業家の渋沢栄一、5000円札が教育者の津田梅子、1000円札が医学者の北里柴三郎であり、やはり政治家ではないと伝えた。

 この理由について記事は、「日本社会全体の価値観と文化を体現している」と分析。紙幣にこうした偉人を採用することで、「毎日偉人と一緒にいる」ことができ、「無意識のうちに日本の発展に貢献した英雄たちを思いにとどめることができる」からだと説明した。

 それで記事は、日本の紙幣は「日本の教育と科学に対する姿勢をよく示している」と分析。このような姿勢が、大量の人材を輩出する要因の1つとなっており、日本の発展に寄与していると論じた。歴代の紙幣には伊藤博文など政治家の肖像も採用されているが、現在1人の政治家も採用していない日本は、世界でも特異な国なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)