急速な経済発展を遂げた中国では、交通インフラも急速に整備されている。多くの都市で地下鉄が開通したほか、路線バスの本数も非常に多く、市民の交通の足となっている。しかし、同じ路線バスでも日本と比べると大きな違いがあるようだ。中国メディアの快資訊は23日、日中のバスを比較し3つの違いを紹介する記事を掲載した。

 1つ目の違いは「内部の構造」だ。特に「座席」の材質に大きな違いがあり、日本では柔らかなクッションになっていると紹介した。中国の路線バスはプラスチック製なので、短時間ならいいが長時間になると快適性に劣る。また、日本のバスには車椅子用のスペースがあるのも大きな違いだと指摘。中国では、基本的に車椅子の人がバスを利用することを前提としてはいないようで、車椅子利用者を見かけることはまずない。

 2つ目は「バスの本数と目的」だ。中国では通勤客の利用が多いため、バスの運行は非常にせかせかした印象だが、日本では電車が主な通勤手段なので、バスの利用者は相対的に「それほど多くはない」と分析。また、日本のバスは「観光や交通が不便な地域への輸送」が主な目的であり、そのためせかせかしておらずゆったりとした運行だと説明した。

 3つ目は「民度」の違いで、日本では運転手も乗客も民度が高いと称賛。運転手は穏やかで親しみやすく親切で、ブレーキ時や加速時に注意を促してくれるほか、乗客もリュックを背負って乗車すると自主的に肩から降ろして他の人の邪魔にならないように気を配ると伝えた。こうした行為は中国ではまず見られない光景で、むしろ運転手と乗客が何らかのトラブルで口論になることもしばしばだ。

 こうしてみると、バスの外観は日本と中国とで違いはほとんどないが、車内に入るとその違いは明らかになると言えるだろう。こうした細部の気配りという点で中国は日本のバスから学べることが多くあるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)