日本人にとって4月は特別な月と言えるだろう。新学期や入学式などが行われ、多くの人にとって「スタート」の月となるためだ。しかし、世界的に見ると新学年は9月始まりの国が多く、中国も同様だ。

 中国から日本に留学する場合や、逆に日本人が中国に留学する場合は、入学と卒業の時期が異なっているため必ず半年ほどのタイムラグが生じてしまう。なぜ日本は新学期や入学式が4月に行われるのだろうか。中国メディアの百家号は21日、この理由について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日本人の家庭では春が一番忙しい季節だとし、それは入学や入社などのシーズンだからだと紹介。しかし、日本は昔からずっと4月始まりだったわけではないと指摘し、江戸時代の寺子屋はいつでも入学できたと紹介。明治時代を迎え、文明開化とともに欧米から様々な文化が導入されたが、学校制度も西洋から取り入れたため当初は9月始まりだったと指摘した。

 しかし、日本政府は国の会計年度を4月から始まることにしたため、政府はこの会計年度に合わせて4月入学にするよう奨励したと記事は説明。このほか、当時の日本軍の徴兵対象者の届け出期日が9月から4月へと変更になり、こうした流れを受けて各学校も4月が入学の時期へと変化していったと紹介した。

 4月はちょうど桜の季節であり、日本を代表する花と言えば桜を思い浮かべる中国人が多いため、日本では4月始まりなのは桜の季節に合わせたためではないかと思っている中国人は多いらしい。日本の4月始まりという制度は世界的には珍しいと言えるが、韓国は3月始まり、タイは5月などと国によって様々であり、世界的に統一された基準などはないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)