今でこそ経済成長率が低迷している日本だが、35年ほど前のバブル経済のころは、「山手線内側の土地だけで米国全土が買える」と言われるほど土地価格が上昇した。中国メディアの百家号はこのほど、バブル当時の日本の様子について紹介する記事を掲載した。

 記事は、1980年代の日本人の生活は「かなりぜいたくだった」と紹介。当時のビジネスマンの生活として「多額の給料をもらい、友人にロレックスの腕時計をプレゼントし、日常的なディナーでロブスターやデンマークのカキ、神戸ビーフを食べ、フランスのワインか英国のウイスキーを飲み、食後はドイツ車に乗って銀座でぜいたく品を購入する」というものだったと言われると伝えた。

 しかも、「このような描写は決して大袈裟ではなく、80年代は日本人ビジネスマンの多くが確かにこのような生活を送っていた」と主張。ごく普通のビジネスマンでさえ、「上流社会の人たちだけが楽しむゴルフに興じていた」と指摘した。バブル期にはゴルフ会員権が高額で取引されていたことを思い出す人も多いだろう。

 こうしたぜいたくな生活ができた理由について記事は、日本人は勤勉に働くので各企業の業績が上がり給料も増えたことが関係していたのではないかと分析。これに加え、当時は融資の基準が甘く簡単にお金を借りられたので、日本には「高消費の習慣ができていった」と論じた。また、当時は消費者金融が繁盛しており、多くの日本人がぜいたくをするために消費者金融からお金を借りたので「負債率が大幅に高まった」と伝えている。

 記事が伝えた内容には多少の誇張があるとはいえ、バブル期の日本がぜいたくを謳歌していたかのは事実と言えるだろう。そして当時の状況は今の中国とよく似ており、一見するとぜいたくな暮らしをしているように見える中国人のなかにも、借金に支えられているという人は少なくない。やはり中国は日本と同じ轍を踏もうとしているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)