訪日中国人のうち一番多いのは上海人なのだそう。その比率は来日中国人の全体の40%にも上るようだ。その理由とは何か。中国メディアのテンセントが分析している。

 まず1つ目の理由は上海と日本の接点が多い、という点。在外日本人の中でも上海に住む日本人は多く、ロサンゼルスやニューヨーク、バンコクなどと並ぶほどの多さだ。また、上海は街の規模や生活のスタイルなども東京とも共通点が多く、上海の人々にとっても東京はなじみやすいようだ。

 2つ目の理由は航空便が便利な点。東京、上海間は多くの航空便があり、交通の便も良い。所要時間2-3時間で着くため、上海人にとっても気軽に行ける海外としても東京は人気なのだ。

 3つ目の点は、食文化。上海の食文化は他の中国の地域と比べ比較的薄味。和食の味付けは上海人にとっては受け入れやすいようだ。さらに、近年の健康志向の高まりを受け、健康的な食材や味付けの和食は上海人にも人気。こうした日本の食文化への人気もあって、多くの上海人が日本を好んでいるようだ。

 4つ目の点は気候。温暖で湿潤な日本の気候は上海とも似ており、どの季節に日本を訪れても、だいたい同じような服装で対応できる。

 以上の理由から、上海人は気軽に行ける日本への旅行を好むとのこと。さらに、日本に残る唐代の建築様式を取り入れた古い寺院なども中国人には人気。日本への旅行は、単なる買い物需要だけでなく、日本の気候や文化などの面からも人気と分析している。コロナウイルスにより海外への渡航が難しい昨今だが、日本への旅行をテーマにした中国メディアの記事は途絶えない。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)