中国のポータルサイト・百度に22日、「わが国が今なお掌握できていない5大重要技術から、日本との差が見える」とする記事が掲載された。

 記事は、中国の製造業が今や非常に大きい規模を持っており、高速鉄道など多くの重要技術分野で世界をリードしているとする一方で、バイオ、化学工業、コンピューターなどの先進分野においてはなおも外国に劣っている部分が少なくないと指摘。特に日本との差が顕著である5つの分野を挙げて紹介している。

 まずは工作機械である。現在、工作機械業界は欧米と日本を主体としており、中国製品の世界シェアは10%にも満たないとした。次に半導体分野を取り上げ、さまざまな電子機器に応用できる高性能な半導体を製造する上で必要な材料や先進技術の多くが日本と米国に独占されている状態であると指摘。国内産業は未成熟であり、なおも輸入に頼らざるを得ない状況だと伝えた。

 3つめでは精密機器を取り上げ、測量機器、顕微鏡、分光器といった医療分野に設備をはじめとする精密機器もやはり日本、米国、ドイツといった国のメーカーによる寡占状態になっていると紹介。4つめは炭素繊維技術とし、現在さまざまな分野で注目され、研究開発が行われているこの分野も日本が業界を大きくリードしており、70%のシェアを獲得しているとした。

 そして、最後に挙げたのは、現代の製造業において非常に重要な役割を担いつつある工業用ロボットだ。記事は、工業用ロボットの開発技術がその国の製造業の水準を示すとした上で、中国の技術は未成熟の状態であり、重要な技術が含まれる製品についてはこの分野で非常に進んでいる日本から購入せざるを得ないと紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)