香港でも有名な子役として活躍した俳優の王樹熹(ジャッキー・ウォン)さんが、日本への移住を表明したことが話題になっている。これまで数々の作品に出演してきた俳優が、なぜ突然日本への移住を表明したのか。香港や中国の複数のメディアがこの件を報じており、その理由を説明している。

 記事はまず、王樹熹さん自身がSNSで説明する移住の理由を引用している。本人によると「2020年中にはすでに移住の準備を始めていた。香港での生活や俳優としての仕事をすべてやめて日本に移住する。すでに家族や友人たちにもこのことを説明し、応援してくれている。これまで支えてくれたファンの皆さんにも感謝している。今後は撮影の勉強をしたり、ツアーガイドをしたり、寿司三昧の生活を送りたい」と述べている。

 さらに、メディアはこの日本移住の真意を探ろうとしている。一つは、子役としての生活に疲れてしまったのでは、という点。子役として一度注目を浴びると、成長して見た目が変わってくると、「以前のようなかわいらしさがなくなった」などと、心無い言葉を投げつけられることもある。こうした、ネットでの評価につかれてしまったのではないか、と推測している。

 さらに、記事は現在の香港のテレビ映画業界全体の業績不振も理由に挙げている。ある調査によると、現在600人以上の映画スターが失業状態と説明している。

 とはいえ、「本当の理由は本人にしかわからない」とまとめている。多くのファンに惜しまれながら日本へ移住していく王樹熹さんに対し、「香港の映画業界にとって失ったものは大きい」と説明し、優秀な俳優を失ったと結論付けている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)