中国のポータルサイト・百度に20日、「どうして中国は米国に対抗しなければならないのか、そこにはソ連、日本の教訓がある」とする記事が掲載された。

 記事は、現在発生している米中間の対立について、「たとえ中国が相手にしなかったとしても、米国は中国を打ちのめそうとすることを止めないだろう」とするとともに、いったん中国が負けを認めてしまえば「ソ連や日本のような結果になる」と伝えた。

 そして、冷戦時代に半世紀近く対立し続けてきた米国とソ連の関係に変化が生じたのは1980年代よりソ連が崩壊に向けた道を進み始めてからであり、米国はソ連が泥沼に陥るのを見てそれまでの激しい対立から和解へと舵を切り、その中で和解の条件としてソ連側が負けを認め、譲歩することを突き付けたと解説。また、ゴルバチョフ氏が「パンドラの箱」を開いたことでソ連崩壊は決定的になり、結果的に米国の「不戦勝」という形で米ソ対立は幕を下ろしたとしている。

 さらに、米国は1980年代に日本とも貿易や科学分野で摩擦を引き起こしていたと指摘。これは、日本の強靭な発展の勢いに対する米国内の警戒感が強まったことによるものだったとする一方、日本側があっさりと降参し、頑なな抵抗を見せなかったうえ、85年のプラザ合意にも同意したことで一連の問題を引き起こし、90年代以降の日本経済停滞を招くことになったと伝えた。

 記事はその上で、現在米国が中国に攻撃を仕掛けてくるのは、かつての日本同様に中国の急速な発展に米国が大きな警戒感を抱いているためであると説明。そして、ひとたび中国が降参すれば、米国はすかさず攻勢を仕掛け、中国をかつてのソ連や日本と似たような状況に追い込もうとするはずだとし、中国はソ連や日本よりも強力な発展の潜在力を武器にして、米国からの攻撃に徹底的に抗う必要があるのだと論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)