中国のポータルサイト・百度に18日、日本で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない理由について「日本人がコロナに対し見て見ぬふりをしている」とする記事が掲載された。

 記事は、日本で今年に入って新型コロナの感染ペースが高まっており、今月9日には東京都だけで2268人、15日にも2001人の感染が確認されたと紹介。ここ数日は感染に関する情報に対して「すでにマヒしてしまった」印象を覚え、先日発出された緊急事態宣言についても「緊急」さに欠ける雰囲気が漂っているとし、「このように思っているのは自分だけでないはず。そして、多くの日本人も同じように考えているのだ」と伝えた。

 その上で、日本のウェブサイトで7日に1都3県の緊急事態宣言が発出された後から行われたアンケートで、約6割の参加者が「自分の会社は緊急事態宣言が発出されても対応措置を取らない」と回答したことが明らかになったと紹介し、「この結果は本当に残念だ」と評している。

 そして、日本での感染拡大に歯止めがかからない最も大きな原因として、感染に対して多くの日本人がすでに気持ちを緩めてしまっていることを挙げ、市民だけでなく多くの政府関係者も同様にコロナに対する緊張感を失ってしまっているとの見方を示した。

 また、緊急事態宣言が発出された東京では今なお通勤時の満員電車が健在であり、駅の構内も混雑していると紹介。緊急事態宣言発出時に日本政府が示した「できる限り密集しないように」という注意喚起と非常に矛盾した現象が起きており、「明らかな問題に対して、見て見ぬふりをしていることは、実に不可思議だ」とした。

 記事はさらに、特に若い人たちがコロナ感染を重要な事柄として認識していないという印象も受けると伝えた上で「日本の感染状況が収束するにはなおも長い時間がかかりそうであり、今年の夏に決着がつくか否かは未知数だ」とし、日本を旅行したいと考えている中国人が実際に日本に赴けるようになるにはあと1年は待たなければいけないかもしれないと結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)